こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。
当ブログをご訪問いただき、どうもありがとうございます。
前回までのブログで、私が博士になった経緯についてお話させていただきましたが、その中で「死後に伝記になるような人には、研究者が圧倒的に多い・・・ような気がする」ということを書きました。
これについて、
はたして本当にそうなのかな????
と非常に気になったので、事実を確認するべく実際に統計を取ってみました。
暇ですね・・・
えへへ、家事手抜きしているからね。
ごめんよ。
ここまでの記事には、下記のリンクからアクセスできます!
まずは文献を探してみました
さて、この記事を書くにあたり、子供の頃に読んだ偉人伝をネットで探しました。
正直、本のタイトルも失念していました。
あんなに読んだのに、ですよ。
タイトルが分からなくなっていたので、装丁や内容を手掛かりにググったところ、ありました!
少年少女全集 伝記と美しいお話 全20巻(講談社)
というシリーズで、既に絶版らしいです。
リンクを貼りたいところですが、何せ絶版なので公式のサイトなどはあるはずもなく。
Amazonやネットオークションなどに古本がパラパラと出品されていますが、売れたらそのうちリンクが切れてしまうことが予想されるので、断念しました。
各巻のあらすじまでを書いてあるサイトはなかったのですが、背表紙の写真からそれぞれの巻に収録されている内容を確認することはできました。
全20巻のうち偉人の伝記は12巻までで、残りの8冊に関してはシリーズのタイトルにもなっている「美しいお話」が収録されているようです。
この「美しいお話」というのも伝記に準じるような、史実に基づくノンフィクションです。
言われてもいればそうだったかも知れない。
このへんのことも覚えていなかったんですね
うん、きれいさっぱり忘れていたよ。
洗脳されて脳みその形状まで変えられたと豪語している割には、結構忘れていますね・・・。
何はともあれ無事に見つかって良かったです!
偉人のジャンル構成比
以前のブログでもお話しましたが、この伝記シリーズは1冊に4人分のお話が収録されています。
ということで、偉人伝シリーズの12巻に収録されている偉人は全部で48人います。
この48人を一覧表にまとめました。
表1 「伝記と美しいお話」に登場する偉人一覧(あいうえお順)
つづいてこの48人について、ジャンル構成比を調査したところ、次のような結果になりました。
実際に研究者が一番多いんですね!!
一応。
でも政治家や探検家なんかも結構多くて、検定してないけれど恐らく有意差はないと思われます。
これって、ジャンルを兼ねている人はいないんですか?
政治家兼研究者みたいな。
いました、いました!
平賀源内はものすごく肩書きが多くて、どうしようかと。
彼の場合は主要業績で「発明家」に分類しておきました!
僕は伊能忠敬が好きなんですけど、あの人も色々なことやってますよね
伊能忠敬も研究者なのか測量家なのか難題でしたが、やったことの内容を詳しく考えるとほぼ研究者なので、「研究者」にしました。
ということで、やや無理やり分類した部分もありますが、やはり一番多いのは研究者でした。
が、しかしですよ。
先ほどチラッと触れたように、研究者以外も結構色々なジャンルから満遍なく選出されており、グラフをパッと見ただけでも、政治家、探検家、発明家などは研究者と同じくらい領域がドーンと目立ちますね。
結果の考察
そういうことで、偉人の伝記には研究者がやや多かったものの、実際には政治家、探検家などいろいろなジャンルから選出されていることが分かりました。
私は自分がいつの間にか研究者を目指していたことを「この伝記集に研究者が多かったから」だと思い込んでいましたが、どうやらこれは勝手な思い込みによる結果で、実際にはおそらく私の気質的な理由で、研究者の話になぜか惹かれるものがあったのだと思われます。
しかしこうして一覧表にしてみると、ジャンルを問わず、前人未到のことをやって退けた人が伝記になりやすいのだなぁ、ということが改めてよくわかりますね。
そうだね。
伝記になるには、クリエイティビティはとても大事。
あとは身体に障害があっても負けずに何かやり遂げた人も一定数いますね。
ヘレン・ケラー、塙保己一、ベートーベンですね。
ここには登場していないけど、ホーキング博士なんかもいずれ伝記になりそうだよね。
基本的に、社会のために貢献した人ばかりですね
そりゃそうでしょ。
「自分のために前人未到なくらい金儲けました!!」
とか言われても、凄いけどだれも感動しないし。
なるほど、確かにお金持ちって理由で伝記になった人っていないですね・・・。
だから博士ちゃんもお金を稼ごうとしないのか。
いや、金儲けの才能がないだけです・・・。
ということで、ずいぶん長くなってしまいましたが、私の過去についてのお話はひとまずこれでおしまいです。
次回からはまた私と夫・カイのお話に戻ります。
読んでくださって、ありがとうございました。