第21話 結婚のご挨拶1 - 長州まで

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。
当ブログにご訪問いただき、どうもありがとうございます。

博士

さて、今日も結婚前のお話です。

かい

前回の記事では僕の妹が東京に来た時の話でしたが、今回は僕の実家に挨拶に行った時の話をします。


ちなみに、相手のご家族に挨拶に行くのは、長いこと独身だった私にとって憧れのイベントで、大好きなカイさんをこの世に創造してくださった親御さんに会って、そして御礼を言いたくてたまらない。とか本気で思っておりました。

かい

なんだか初々しいですね

博士

そんな時代もありました、、、

かい

いつものように、関連記事は下記のリンクからアクセスできます!

この記事の内容

事前準備

カイさんの郷里は山口県、いわゆる長州です。

日本史が苦手な私の拙い知識では、

長州は明治維新により近現代の日本の基礎を作った藩で、日本が近代化して以降にも、総理大臣をたくさん輩出している。

…という県だった気がする。


私はそれまで、山口県には一度も行ったことがありませんでした。
だからこのご挨拶に行くにあたっては、今までに行ったことが無い土地、しかもなんだか凄そうな『長州』に行けるということもあって、またも結構前からウキウキしていました。


それからもう1つ楽しみだったのが、飛行機に乗れること
私、なぜか昔から空港とか飛行機とかの雰囲気が大好きなんですよ。
好きすぎて、飛行機に乗る予定もないのに空港に行って1日過ごすことさえあります。

残念なことに(?)私の実家は東京から特急で2時間弱で着いてしまうので、以前から飛行機に乗らないと実家に帰省できない人達のことを、大変羨ましく思っていました。
私が飛行機に乗るのは、旅行や出張などの何か特別な場面だけです。
でも彼らの場合は帰省という「日常」の中に飛行機が溶け込んでいる訳で、その時点で恵まれた星のもとに生まれているように思えるんですよね。


で、今回ついに私にもとうとう旅行や出張ではなく、「帰省のために飛行機に乗る」という機会が到来した訳です。

カイさんはネットで何かを予約するのが不得手なので、私が航空券を予約することになりました。
最近はアプリで予約ができるので、とても便利ですよね。
さっそく羽田⇄山口宇部の往復チケットを予約。
これで一安心です。


ところで以前の記事にも書いたように、カイさんの実家は山の中にあるので、空港から公共交通機関で移動しようとすると結構大変です。
ということで飛行機の時間が決まった後に、カイさんはお父さんに電話をして、車で迎えに来て欲しいと頼みました。

その結果、お父さんは

かい父

初対面の人(注:ハクシのこと)といきなり一緒に車に乗ると気まずいけぇ、、、。
空港でレンタカー借りたら?

と、難色を示したとのこと。

このことを聞いた時、私は

博士

なるほど、カイさんの人見知りはお父さんから遺伝してたのね

と、妙に納得しました。

で、航空券を予約したアプリで、空港からのレンタカーが予約できるようだったので、当日から次の日まで1台予約しておきました。

これで準備万端。
あとは当日を待つだけになりました。


今回、予約に使ったのはこちらのサイトです
沖縄・北海道など全国のレンタカー30社比較・予約!1日2000円の最安値!スカイチケットレンタカー

山口初上陸

ご挨拶に伺ったのは、2017年の10月下旬某日です。
東京はすでに蒸し暑さも去り、乾いた初秋の空気がそこかしこに満ちていました。
しかもこの日は曇天。
かなり厚着で家を出たにもかかわらず、早朝の羽田空港を発つ時は肌寒かったのを覚えています。
たしか、ツイードのワンピースの上からカーディガンを着て、中にもヒートテック系を色々と着込んでいた記憶があります。

山口宇部空港に到着すると、寒々とした羽田空港とは打って変わって暖かいではないですか。
降り立った途端に、南国特有のモワッとした熱気に足元から包まれました。

ちなみに、この時空港で撮影した写真が残っていたので、珍しく写真を載せます。↓↓

博士

椰子の木が、地面から生えている…!!



私の出身地は高緯度の寒冷地。
深い霧の中に針葉樹のシルエットがボヤーっと浮かんでいる、なんというか霊山みたいなところです。
だから椰子の木が地植えにされているような土地に来ると、日本なのに南の島みたいに思えて、毎回いちいち驚いてしまうのです。

博士

山口ってこんなに暖かかったのね!!


暖かく湿った空気にそこにいる人たちも溶かされたように、のんびりとした柔らかい方言で話しています。
エムちゃんが使いこなしていた広島弁と似ていますが、少し違うようで、なんだか『ちょるちょる』してました。

神秘の国・山口

さて、いよいよカイさんの実家に移動です。
空港からは例の予約していたレンタカーに乗り、一路実家を目指します。

空港から少し離れると、話に聞いていたように山道に入りました。
といっても綺麗に舗装された道路で、所謂山道という風情ではありません。
信号機も一切なく、看板も全くなく、見た感じは高速道路っぽいのですが、不思議なことに料金所が一切ありませんでした。

博士

この道って、高速道路?

かい

いや、高速ではないですね。
山のバイパス的な。

博士

無料で通れるの?

かい

そうですよ

博士

へー。
便利で綺麗で無料で良いね。


総理大臣を何人も輩出しているような県ともなると、きっと膨大な予算が確保できて、無料のバイパスを作ることもできるのでしょう。
と、勝手に想像して、1人で納得しました。



この綺麗で無料のバイパスをしばらく車で走っていると、山の中にも少しずつ家が出てきました。
で、その家というのが、不思議なことに全部同じ色なのですよ。

スマホのフォルダをあさったところ、写真が少しだけありました↓↓


これです。
オレンジ色の屋根に、白い塗り壁+こげ茶の板材

走行中の車の助手席から、無理やり撮影した町の様子がこちらです。↓↓↓


ブレてますね。
同じような家がたくさん並んでいることがお分かりいただけるでしょうか。

この景色、私の写真だとその半分も伝わらないのですが、実物は本当にとても綺麗でした。
町並みに統一感があって、看板が全くない。
それだけでこんなに美しい風景ができあがるのですね。


最近、山口は外国人観光客にも密かに人気だという記事を読みましたが、それも納得。
この美しさがもっと広まると良いなぁと思います。

ちなみにこの特徴的な濃いオレンジ色の屋根は「石州瓦」といって、山口県ではなく島根県の特産品のようです。
島根県にも行ってみたくなりましたよ。

ということで、長くなったので今回はここまで。
次回はいよいよカイさんの実家に到着します。

かい

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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