第28話 新居探し

博士

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。
当ブログをご訪問いただき、どうもありがとうございます。

かい

このブログでは、中卒の夫・カイと博士号を持つ妻・ハクシの日常をご紹介しています。

博士

学歴差があっても、とても楽しく暮らしていますよ!

かい

さて、今回は結婚前の挨拶も終わり、どちらの姓にするかも決まり、新居を探した時の話です。

博士

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この記事の内容

当時の状況

さて、私たちはこの頃(2017年の秋)まで、それぞれがそれぞれに知り合う前から住んでいる賃貸マンションを契約していました。
2人で2軒分の物件を契約している状態だったのですね。

こうなった経緯については、こちらのブログ↓↓↓をご参照ください。

ちなみに、それぞれの物件はこんな感じです。

カイの家 :住宅地の賃貸マンション(1LDK)
ハクシの家:都心の雑居ビルの1室、自宅兼事務所で法人登記済み(ワンルーム)


で、家は2軒あるとは云え節約のために一緒に暮らしていましたので、実際にはカイさんの家で過ごすことが多かったのです。
なぜならカイさんの家はそこそこ広く、ファミリーで住んでいる人たちもいたからです。
私と一緒に暮らすようになってからは、カイさんが大家さんに連絡してくれて2人暮らしの許可も取っていました。
私の家は、ベッドなどの家具はそのまま置いていましたが、実質事務所としてのみ使っていました。

こんな状態で数ヶ月を過ごしましたが、やっぱり2軒借りているとお金がかかるわけです。
一生懸命節約して結婚資金を貯めているのに、なんだか一番大きな無駄遣いを放置しているような気がしていました。

そこで、結婚前の挨拶も終わったタイミングで、そろそろこの状態をどうにかしようということになりました。

ハクシの事情

普通だったら、私の雑居ビルを解約してカイさんの家にそのまま住めば良いのですが、そうは行かない事情がありました。
私はカイさんと知り合う少し前に、研究所を設立して法人化していたのですが、先述したように私の家はその研究所の所在地として法人登記されていました。
だからその雑居ビルを解約して引っ越すとなると、会社の住所変更をしないといけなくなるんですよね。

雑居ビルの家賃を研究所で払えば良いのだけど、これも何せ立ち上げから数ヶ月しか経っていないような弱小研究所でしたので、全然経営が軌道に乗っておらず。
事務所を単体で借りることはできずに、自宅と兼用にするしかない状況だったのですね。

このニッチもサッチもいかない特殊な状況によって、ここまでのダラダラと2軒の家を借り続けていたとも云えます。

事務所可の家を探すことに

しかし、いよいよそんなことを言ってられなくもなって来たので、本腰をあげてこの家問題を解決することにしたわけです。

まずはじめに考えたのは、2人で暮らせて事務所可(法人登記OK)の物件を借りることでした。
しかしここでまたスムーズにはいかない事情が出て来てしまいました。

この法人登記する住所というのは、どこでも良いのではなく、会社の定款である程度決められているのです。
私の研究所の場合は、定款に「本社所在地は東京都A区とする」と記載されていたので(もちろん自分で書いたのだけども)、もしもこのA区以外に住所を変更する場合は、この定款から作り直さないといけなくなるのですよ。
で、この定款というのを作り直すのが、とにかくかなり手間もお金もかかるので、あまりやりたくなかったのですね。

ということで、とりあえず東京都A区内で2人で暮らせて事務所可の物件を探すことにしました。

が、探し始めて分かったことは、この「事務所可の物件」というのがそもそもあまり無いのです・・・。
そして更に2人で暮らせるとなると、ますます見つからないのですね。
仕方がないのでA区以外で探すと、まぁ少ないものの多少はめぼしい物件もあるようでした。

博士

最早定款の書き換えは避けては通れない


と腹を括り、いくつかの物件は内見にも行きました。

が、いざ契約しようとすると大家さんから
「事務所登記しても良いけど、来客は禁止」
とか、
「個人事業なら良いけど、法人登記はだめ」
とか、なかなか厳しい条件を付加されてしまうことが続きました。

A区の雑居ビルを借りる時にはこんなことは一切なかったので、これは縁がないんだなと思って、一旦このA区外の物件を探すのは中止することにしました。

カイの提案

そんなこんなで新居さがしが難航していたある日、カイさんが言いました。

かい

思ったんですけど、ハクシさんの家(注:雑居ビル)に2人で住めれば一番良いですよね。

博士

え、まぁそりゃそうだけど、でも私の家は1人暮らししかダメって契約書に書いてあるし、それ以前にそもそも狭いし。

かい

狭いのは、荷物を減らせばなんとかなるんじゃないですか?
トランクルームとか借りても良いし。

博士

それはそうかも知れない。

かい

ダメ元で管理会社に電話して、2人で住めないかお願いしてみますよ。

博士

そうだね、もしもダメだったら、また違う案を考えれば良いしね。

そしてカイさんが管理会社に電話をしてお願いしてみたところ、管理会社が物件のオーナーさんに聞いてみてくださることに。

その結果、なんと意外にもあっさりと私の住んでいた雑居ビルで2人で住めることになりました。

これにはちょっとびっくりしましたね。
あんなに苦労したのはなんだったんだろう・・・。
なんでもダメ元で言ってみるものだなぁ、と思いましたよ。

こういうわけで2017年の10月、カイさんはそれまで住んでいた住宅地のマンションを引き払い、私の自宅兼事務所に引っ越して来ました。

こうして2人の暮らしが正式にスタートしました。

かい

この後の話は、また次回にお話します。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました!

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