第42話 学歴差夫婦の普段の会話 2

博士

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです。

かい

こんにちは、ハクシの夫のカイです。

当ブログをご訪問いただき、どうもありがとうございます。
このブログでは、中卒の夫・カイ博士号を持つ妻・ハクシの日常をご紹介しています。
学歴差があっても、とても楽しく暮らしていますよ!

さて、前回の記事では、私たちの普段の会話について

なんでも質問する夫なんでも解説してしまう妻という組み合わせがうまく作用し、特に問題なく会話が進行している

と云いましたが、今回は実際にはどんな感じで会話が繰り広げられるのか、事例をご紹介したいと思います。

かい

関連記事は下記のリンクからアクセスできます!

この記事の内容

東京タワーの水族館

私たちが結婚した当初住んでいた雑居ビルは、東京タワーの近くにありました。
というとなんだか都会的でお洒落な感じがするかも知れませんが、実際は全くお洒落でもなんでもない、殺風景なオフィス街でした。
一応近くに東京タワーがあるにもかかわらず、近くにビルがたくさんあるので自室から全く見えませんでしたし。

ただ近所を歩いていると、所狭しと並んでいるビルが少し途切れた時など、ふとした拍子に突然バーンと視界に東京タワーが出現することがあり、その度に毎回いちいち、

博士

うわ、東京タワーだ!!

と、心がざわついておりました。
富士山を見た時のような感じ。
東京タワーは近所に住んでいようとも、いつまでも日常の風景にはならず、一種の新鮮さがありました。


私とカイさんはよく、東京タワーやその麓にある増上寺付近を散歩していました。
当時はまだ東京タワーの1階に観賞魚の水族館があり、2018年8月のある日、散歩のついでに入ってみました。

この水族館は賃借料の未払いが原因で、同年9月末に閉館されてしまったのですが、私たちが行った時には既に立ち退き要求がされていて、館内にはどこか物悲しさが漂っていました。
特に立ち退き後の行き場が決まっていないであろう魚達の、虚ろな目やパクパク必死に動かしている口を見ていると、胸が締め付けられました。


突然ですが、その日の写真です。
うつぼ??のようなお魚。

カイさんと四字熟語

さて、この東京タワーの水族館に行ってから少ししてからのこと。

私とカイさんはいつものように近所を散歩していたのですが、交差点に来るとふと東京タワーが見えたので、先日行った水族館のことを思い出しました。

博士

こうして見ていると、あのタワーの下に水族館あって、たくさんの魚がいるのって不思議な感じがしますね。

※↑例によってまだ敬語。

かい

水族館、閉館しちゃうの残念ですね。
世界中の魚がたくさんいたのに。

博士

そうですねー。
そういえば、ああやって狭いところに世界中の生き物を集めて展示するのって、帝国主義の名残りなんだそうですって。動物園や熱帯植物園なんかもそうですけど、、、(以下略)

かい

・・・・

かい

テイコク・・・

かい

帝国主義ってなんですか?
てかむしろ帝国ってなんですか?

この辺で私は

博士

しまった、迂闊だった

と思いました。

なんでも質問してくるカイさんですが、その中でも彼は特に熟語が苦手なので、迂闊に熟語を使ってしまうと必ず質問されるのですよ。
そして私は会話で無意識に四字熟語を多用してしまう癖があるのです。

だから気を抜いて会話をしていると、毎回カイさんから

かい

◯◯◯◯(四字熟語)ってなんですか?

と聞かれるのですよね。
その度に、

博士

カイさんは四字熟語が苦手なのに、また使ってしまった

と反省するのでした。

説明責任を果たす

こうして会話の途中で質問されたことについては、前回の記事にも書いたように毎回解説しています。
なんだかんだ、私蘊蓄垂れるの好きですし、、、じゃなくて、四字熟語を使ってしまった自分の責任ですしね。ということで。

博士

帝国というのは、ものすごく簡単にいうと植民地を持っている国のことです

かい

・・・・

博士

あ、もしや、植民地知りませんか?

かい

それは知ってます

博士

ホッ、植民地の説明、難しそうだから知っててくれてよかった・・・・

かい

それは知ってますけど、例えばどんな国が帝国だったんですか?

博士

ローマ帝国、スペイン帝国、大英帝国、大日本帝国などなど

かい

!!!

かい

イギリスの植民地だった国ってどこですか?

博士

インド、アメリカの一部、その他いろいろ

かい

一部ってことは、アメリカは違う国の植民地でもあったんですか?

博士

そうなんですよ。
場所によって、フランスやスペイン、オランダの植民地でした。
今も州が集まっているという意味で、ユナイテッドステイツと言っていますけど、あれは元々場所によって宗主国が違っていたからです。
さらにいうと、日本語でアメリカを「合衆国」と表記することについても、「合州国」が正しいのではないかという議論もあり・・・・ペラペラクドクドナガナガ

かい

・・・・

かい

へー

博士

ぜーぜー、なんか疲れたな。
で、分かりました?

かい

分かりましたけど、何の話してたんでしたっけ?

博士

水族館???か???

かい

水族館の話から、なんで帝国の解説になったんでしたっけ?

博士

だから、それは・・・
再びクドクドクドクドペラペラ

以上の会話はほんの一例ですが、私たちはこんな感じで日々お互いに、質問と蘊蓄を繰り返しているのです。

私はしばしば、

博士

こんなに私の蘊蓄を聞き続けて、この人疲れないのかな


と心配になりますが、いかに私が長々と解説しようとも、カイさんは毎日呼吸をするように質問を繰り出してくるので、多分あまり疲れていないのでしょう。
(もしも、実は内心とても疲れていたらごめんなさい。)

★★★ おわり ★★★

博士

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

かい

また次の記事も読んでいただけると嬉しいです

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
この記事の内容