第47話 突然のお別れ 1

博士

こんにちは、博士(ハクシ)ちゃんです

かい

こんにちは、ハクシの夫のカイです

当ブログをご訪問いただき、どうもありがとうございます。
このブログでは、中卒の夫・カイと博士号を持つ妻・ハクシの日常をご紹介しています。
学歴差があっても、とても楽しく暮らしていますよ!

さて、ここ最近の記事では、夫・カイが九州支社へ長期出張した時のことについて書いてきました。
前回の記事では、カイは滞在先の九州から、単独で山口の実家に帰省した時のエピソードについてご紹介しましたが、今回はその続きです。

かい

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この記事の内容

突然のお別れ

2018年の11月下旬の週末、 カイさんは長期出張で滞在していた九州から、山口の実家に帰省しました。
(詳細は前回の記事「カイの長期出張3」をご参照ください。)

お義父さんと二人で親子水入らずの時間を過ごし、夫はまた出張先の福岡に戻りました。
お義父さんは息子の突然の帰省をとても喜んでいて、温泉に行こうと言い出し、30数年ぶりに一緒にお風呂に入ったりしたそうです。


そして実は、これがカイさんがお義父さんが一緒に過ごした最後の時間になってしまいました。

お義父さんはカイさんの帰省から2週間後の2018年12月初旬に、たった一人で急逝してしまったのです。
その日お義父さんはいつものようにペットの猫と2人で家にいて、いつもと同じように日常の色々なことをして夜になり、そして突然倒れて、そのまま永久に私達の前からいなくなってしまいました。

このことは以前アメブロでも書いたのですが、その時はまだあまり時間が経っておらず、気持ちの整理がついていなかったので、詳しく書くことができませんでした。


アメブロにはこんな風に書いています。

ここで起きたことを説明しようとすると、その後救急隊や警察の検分で説明を受けたことや、医学的な用語などを使わないといけないのですが、なんとなくそれをしてしまうとお義父さんの人生や死がとても無機質なものになってしまう気がして、今の私にまだできません。
身内に起きたことなので、どうしてもこんな風に曖昧な表現になってしまうことをお許しください。

今はこの時よりも更に時間が経ち、少しだけ当時のことを振り返ることもできるようになりました。

ということで、今回はこの時起きたことについて、もう少し詳しく書こうと思います。

カイからの電話

2018年12月10日の朝のこと。
私はその日は在宅勤務だったので、家でパソコンを開いて仕事をしていました。

そこに、九州にいるカイさんから電話がかかって来ました。
その少し前に、カイさんから「出張先で急遽スーツが必要になったから、スーツ一式と靴を送って欲しい」と頼まれていたので、私はてっきりそのことで電話をして来たのだろうと思いました。

博士

もしもしー、スーツは今日送る予定だよ

かい

あ、スーツのことじゃないんです。
さっき山口の叔父から電話があって、親父が倒れたみたいで

博士

え、どういうこと?
意識はあるの?

かい

僕も詳細は分からないんですけど、とりあえず山口に行って来ます

博士

何かわかったら教えてください。
必要なら私もそっちに行くので

という電話をして少しすると、またカイさんから着信がありました。

かい

あ、親父、もう亡くなっていたそうです

博士

この時のことは鮮明に覚えています。
あまりにも突然のことでに、全く現実感がありませんでした。

お義父さんはほんの少しまでとても元気で、カイさんと一緒に温泉に行ったりしていたから・・・。
それがどうして急にこんなことになってしまったのかという不可解さな気持ちと、とても理不尽なことをされた時のような納得のいかない気持ちが入り混じり、自分の中に怒りに似た感情が広がっていきました。

でもすぐに、これからやらなければならないことが沢山あるのだ、と思って我に帰りました。

博士

分かりました。
私も山口に行きますね

かい

僕もまだ九州で、これから山口に行くので、ハクシさんは明日に来てくれればいいですよ

ということで、電話を切りました。

お別れの経緯

2018年12月10日に、義父に起きたことを少し書きたいと思います。

義父はその日、自分の弟(私たちからすると叔父なので、以後は「叔父」とします)と会う約束をしていました。

でも叔父がいくら待っていても、待ち合わせ場所に義父は現れませんでした。
義父はとても貴重面な性格で、約束の時間に遅刻するようなタイプではありません。
携帯や家の電話にかけてみましたが、出ません。

叔父は「何かあったのかも知れない」と思って、義父の家(カイの実家)まで様子を見に行くことにしました。

実家に行くと、ガレージに車がありました。
とりあえず来る途中で事故にあったのではないとほっとしたものの、家を見ると昼間なのに照明がつけたままです。

嫌な予感がしつつもインターホンを押してみましたが、応答はなく・・・。
兄宅ともなると鍵も預かってはいないので、叔父は中に入るべく施錠されていないドアを探しましたが見つからず、仕方なくガラス戸を一枚割って鍵を明け、中に入りました。

そうして倒れていた義父を発見したそうです。

叔父は義父を見てすぐに、もう亡くなっていることが分かったそうですが、カイさんや、カイの妹のエムちゃんにはそのことが言えず、

「お父さんが倒れている」

という表現になったのだそうです。

それから救急車を呼んだり、警察が来たり、その間の対応を全部叔父が1人でしてくださったそうです。

不幸中の幸いだったこと

警察の検分の結果、事件性はないということだったので、詳しい解剖等はしませんでした。
だから、今でもお義父さんの正確な死因は分かりません。
ただ救急や警察の人の話によると、お義父さんは最期、殆ど苦しまずに旅立つことができたはずだと言っていただきました。

発見された時の状況や、近所の人の目撃談から推測すると、おそらく前の晩かまたはその前の日の晩あたりに亡くなったのではないか、ということでした。
部屋の照明がついたままだったので、少なくとも日中ではなさそうです。
冬なのに暖房も付いていなかったので、おそらくもう寝ようとしていたのか、または晩酌していて体が温まっていたのか、いずれにせよリラックスした状態だったと思われます。

部屋が寒かったことに加えて、倒れてから比較的すぐに叔父が発見してくださったので、お義父さんは最期まで綺麗なままでした。
あまりにも突然の出来事の中で、これは不幸中の幸いでした。

★★★ つづく ★★★

博士

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

かい

また次の記事でお会いしましょう

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